ジメジメ気分をスッキリ!夏の入浴・快眠法
梅雨から初夏にかけては、天候が不安定で、暑い日があったり、湿度が高くジメジメした日があったりと体調管理も難しく、良質な睡眠を取るのも大変です。
そんな季節だからこそ、しっかりとお風呂に入り、良い睡眠をとりましょう。
ポイントは、「季節や目的にあった入浴方法」と「睡眠環境の作り方」。 今回はこの時期に効果的な入浴方法と睡眠環境作りのポイントをご紹介します。
このコラムは多くのメディアに出演された、石川先生が監修されました!
講師紹介
石川 泰弘
- 日本薬科大学 医療ビジネス薬科学科 スポーツ薬学コース 特任教授
- 日本薬科大学 漢方アロマコースで温泉学を教鞭中
- 元バスクリン広報責任者
- 元大塚製薬部長
- 温泉入浴指導、睡眠改善インストラクターの資格を取得し、博士(スポーツ健康科学)の学位を取得
オリンピックにも出場した多くのアスリートのサポートをしたとして、各地で入浴・睡眠に関する講演を行い、TV・ラジオ出演のほか『お風呂の達人』など多数の著書もあり、 スポーツ健康科学の博士号を持つ本物の博士でもあります。
目次
【暑い夏でも快適に♪入浴のポイント3選】
<POINT1>お湯の温度
まずはお湯の温度を見直しましょう。夏は気温が高いのでお湯の温度を高くする必要はありません。38℃ぐらいの「気持ち良い」と感じる温度に入りましょう。「暑い」と感じる人は設定温度が高いと思われます。中には冬の温度設定のままの人もいますので、「は〜気持ち良い」と感じる温度にしましょう。
「気持ちが良い」と感じる時は副交感神経が優位になっている(リラックスしている)状態です。健康で快適な毎日を過ごすには自律神経を整えることは重要です。日中に緊張する時間が多い分、入浴中にはリラックスしましょう。
<POINT2>お湯の深さ
次にお湯につかる深さですが、肩までつかる全身浴がオススメです。 胸が苦しいという人はみぞおちまで浸かる半身浴で。全身浴の方が半身浴より水圧がかかり心拍数が増えて血液循環が良くなります。血液は身体を約1分で循環すると言われています。
また血液では酸素や栄養、免疫やホルモンなど体調管理に欠かせないものを運んでいます。身体の隅々まで大切なものを運ぶためには10分程度はお湯につかりましょう。
<POINT3>水分補給
入浴中には体温が上がり汗をかきますので入浴前にしっかりと水分をとりましょう。脱水してしまうと血液がドロドロになって血液循環が悪くなってしまいます。
以上が入浴のポイントとなります。また、入浴の効果を更に高めるのが入浴剤です。皮膚の血の巡りを更に良くし、色と香りで気分もリラックスします。特に香りは直接脳に働きます。自分の好みの香りを選ぶことがポイントです。
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【暑い夏でも快適に♪睡眠の秘密】
人には体温にリズムがあり、夜は体温が下がり眠くなります。 体温が下がる夜にお風呂に入ることで一時的に体温は上がりますが、熱放散も進みスムーズに体温が下がります。
結果的に、リズムが整い深い眠りに入りやすく、成長ホルモンも分泌がされやすくなります。成長ホルモンは何歳になっても分泌され、その役割は栄養を吸収して細胞を修復してくれます。そのため、疲労から回復できるという訳です。
<POINT1>寝る時の室温と湿度
湿度が高いと体温が下がりにくく良い睡眠を取るのが難しくなります。 夏に良い眠りをとるには、寝る時の室温を26℃程度、湿度を60%程度にエアコンなどを利用して環境を整えましょう。夏の睡眠環境について同温同湿が良いという研究結果もあります。
しかし温感は個人差もあるので、暑さを感じない環境をつくること、そしてエアコンの空気を直接身体に当てることのないようにすることもポイントです。
<POINT2>寝具選び
寝具についても吸水吸湿性の良い寝具を選ぶことですが、最近は冷感寝具なども販売されています。お好みでご利用してはいかがでしょうか。
抱き枕もオススメです。「ええ!?」と思う人もいるでしょう。実は脇が開くので身体の熱を逃しやすく眠りやすくなります。
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この時期はついシャワーで済ませてしまう人が多くなります。しかし、心身ともに充実した日々を送るためには、お風呂に入りしっかりと眠ることです。今回ご紹介したポイントを自分なりにアレンジしお試しください。